ロマンシング サ・ガ3 - Wikipedia
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『ロマンシング サ・ガ3』 (Romancing Sa・Ga3) は1995年11月11日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたスーパーファミコン用コンピュータRPG。出荷本数130万本。略称は「ロマサガ3」。2010年9月21日よりWiiのバーチャルコンソールで配信されている。
サガシリーズ第6作。うち「ロマンシング サ・ガ」シリーズでは第3作。本作はSFC時代の後期に作られた事もあり、緻密に描き込まれたグラフィックや、戦闘中のアニメーションによって、SFC史上でも最高峰に位置する演出が可能となった。今回は戦闘中にキャラクター複数が同時に攻撃を行うなどの要素が加わっている。
SFCがハードとしての晩年を迎えており、やや慌ただしく発売された事情もあって、開発段階で没になった要素も多い(スクウェアは翌年2月にプレイステーション参入を表明した)。当時のスーパーファミコンソフトの分納出荷ルールによって、大幅な値崩れを生み出してしまった作品でもある。
前作よりやや易しくなったゲームバランスと自由度も含め、総合的に見て高い完成度を誇る作品と称される。やりこみの要素が多く、練磨の書というやりこみをファン向けに流布した攻略本も話題になった。現在、この攻略本の入手は極めて困難である。
[編集] 主な制作スタッフ
- 河津秋敏 - 制作総指揮、ゲームデザイン、シナリオ
- 伊藤賢治 - 音楽
- 小林智美 - キャラクターデザイン
- 小泉今日治 - バトルデザイン
- 篠宮淳一 - マップディレクター
- 高井浩 - バトルエフェクトデザイン
- 穴澤友樹 - メインプログラム
- 渋谷員子 - キャラクターグラフィック(メインキャラクター)
- 岡宮道生 - プロデューサー
[編集] システム
[編集] フリーシナリオ
前作はストーリー進行中に主人公を度々選ぶシステムを導入したのに対し、本作は前々作と同じくゲーム開始時にて8人の男女の中から好きな主人公を選択する方式を採っている。選択肢や行動で展開が変わるフリーシナリオシステムを引き続き採用しているが、本作ではどの主人公でもオープニングの発生イベントはある程度共通。また、今回は戦闘回数でイベントが発生・変化する要素がほとんどなく、主要なシナリオ以外はほとんどが「参加の有無」のみとなっている(次回作『サガ フロンティア』に近い)。シリーズで初めて、主人公ごとに複数のパターンのエンディングが用意されている。
地域間の移動はマップを選択・指定する方式で、前作同様に「世界全体のマップ」「地域ごとの小マップ」に分かれている。船で新地域に行ったり、街などで情報収集をすると、マップに地名が書き込まれ、基本的には以降自由に行き来できる。物語を進めると世界地図自体が広がり、より多くの地域に行かれる。
[編集] 戦闘システム
- 性別
- 男性、女性、性別不明がいる。戦闘時の特定の攻撃[1]や、一部の装備品を身に着けた際のパラメータ補正に影響を及ぼす。
- 宿星
- 宿命を司る星。主人公選択時に設定でき、能力値に影響する。
- 歳星・狩人の星 - 主に素早さが高くなる。
- 熒惑・学者の星 - 主に魔力が高くなる。
- 鎮星・王者の星 - 主に魅力が高くなる。
- 太白・武人の星 - 主に腕力、体力が高くなる。
- 辰星・商人の星 - 主に器用さが高くなる。
- 仲間キャラクターにも全て設定されており、能力値に反映されている(得意分野を意識した設定が多い)。ただし特別な影響はない。
- 武器
- 攻撃用の装備で、片手用・両手用がある。アイコンに緑色のリングが重なっていれば両手用となり、盾の効果や二刀流などの特典が発生しない。赤文字で表示されたものは外せない「固定装備」である。
- また「得意武器」によって能力値と技の閃きやすさに影響する(素手での格闘である「体術」を含む)。主人公は選択時に変更が可能で、仲間キャラクターにも設定されている。
- 得意武器を「なし」にすると、魔力が大きく上がり、主人公の場合は初期状態で各自決まった系統の術を最初から覚えている。
- 剣 - 片手用。威力は標準的で技のバリエーションが豊富。
- 大剣 - 両手用。高威力だが多数の敵を相手にするのには向かない。
- 斧 - 片手用。命中率に難があるが、遠距離攻撃が多く、ほとんどの技に複数の属性があるため、多くのモンスターに効きやすい。
- 棍棒 - 片手用。低威力だが追加効果が豊富。補助に向く。
- 槍 - 両手用。高威力な上、単体攻撃・全体攻撃共にバリエーションが豊富。
- 小剣 - 片手用。低威力だが敵に回避されない。補助効果も多い。
- 弓 - 両手用。低威力で命中率も低いが、全てが遠距離攻撃でありバリエーションも豊富。多数の敵に攻撃をする技も多い。
- 体術 - 片手(打撃)/両手(投げ)。武器の威力に依存せず、本人の成長にしたがって威力が大きく上がる。
- 防具
- 防御用の装備。最大4つまで装備でき、基本的に1種類1つしか装備できない。武器同様に「固定装備」を持つキャラもいる。
- 盾 - 特定の攻撃のダメージを一定確率で軽減し、特殊効果を遮断する。
- ガーダー - 盾と似ており、回避率は低いが一定確率で攻撃自体を無効化する。盾とガーダーは武器の装備欄に装備し、どちらか1つしか装備できない。
- 身体 - 胴体用防具。物理防御重視の「重鎧」、打撃に強く軽い「軽鎧」、魔法防御重視の「ローブ」がある。
- 頭 - 頭用防具。物理防御重視で暗闇を防ぐ「兜」、魔法防御重視の「帽子」がある。
- 腕 - 腕用防具。やや物理防御重視で、主に腕力や器用さを補強する。
- 足 - 足用防具。やや魔法防御重視で、主に素早さを補強する。
- 全身鎧 - 身体・頭・腕・足の防具がセットになったもの。部位が重複する他の防具とは併用できないため、これと同時に装備出来るのは服とアクセサリーのみ。
- 服 - 鎧の下に着るため、全身鎧とも併用が可能。
- 指輪 - アクセサリー。主に魔法防御や耐性重視で、装備欄の許す限りいくつでも装備できる。
- 術
- 一般的なRPGでいうところの魔法。全部で6系列が存在し、一部を除いて各地の店で購入して習得。地系統に4系列・天系統に2系列があり、覚えられるのはそれぞれの系統から1系列のみ。同じ系統内で他の系列の術を覚えると、それまでの同系統の術を全て忘れる。忘れたり封印した場合の再習得には、再購入が必要。
- 玄武術 - 地系統。回復を行ったり時の流れを操ったりできる、水の力を使った術。
- 朱鳥術 - 地系統。生命を司る、炎の力を使った術。
- 白虎術 - 地系統。地震や重力を操れる、土の力を使った術。
- 蒼龍術 - 地系統。広範囲の攻撃を得意とする、風の力を使った術。
- 太陽術 - 天系統。攻撃と補助にバランスの良い、陽光の力を使った術。
- 月術 - 天系統。補助に特化した、影や月光の力を使った術。
- 特殊 - 一部のキャラクターのみが使える術。アビスの力を持ち、WPを使用し、技能レベルは体術と共用する。
- パラメータ
- 特に説明のないパラメータに関しては成長しない。
- HP - 耐久力。0になると気絶し、LPが1減る。戦闘終了後に成長し、ダメージを受けた分は全回復する。
- LP - 生命力。気絶(HP0)、および気絶中に攻撃を受けると1ずつ減っていく。LPのみにダメージを与える特殊な攻撃もある。0になったキャラクターは死亡し、パーティから離脱する(主人公だとゲームオーバー)。LPは宿に泊まることで容易に回復できるが、死亡した仲間の復活方法は、原則的に主要ボスを倒す事でアビスゲートを閉じるのみ。
- WP - 技力。技の使用で消費する。最大値は技レベルに応じて成長する。
- JP - 術力。術の使用で消費する。最大値は術レベルに応じて成長する。
- 腕力 - 武器(小剣・弓以外)の威力に関わる。
- 器用さ - 小剣・弓の威力に関わる。
- 素早さ - 行動順、回避率、体術の威力に関わる。防具に設定されている重量によって下がる。
- 体力 - 再生状態でのHP回復量、毒のダメージ、状態異常の自然回復力に関わる。
- 魔力 - 術の威力に関わる。
- 意志力 - 状態異常攻撃の成功率、敵からの状態異常(誘惑以外)の回避率に関わる。
- 魅力 - 誘惑攻撃の成功率、敵からの誘惑の回避率に関わる。性別に似合わない装備を着けると基本値が半減する。
- 防御 - 装備した防具性能の合計。受けるダメージを軽減。対応する属性によって物理防御と魔法防御がある。特定の属性防御力に補正がある防具もある。
- スキルレベル - 技・術の熟練度。戦闘中に使用した系統が成長し、高いほど効果が強い。ほとんどの能力値が成長しないため、このスキルレベルを上げることで強化をしていく。術は同じ系統で違う系列を覚えると1に下がる。
- エンカウント
- シンボルエンカウント方式を採用。ダッシュ中は敵シンボルが影になるため見えにくく、その状態で接触すると陣形を崩される(後述)。
- 敵シンボルに後ろから接触するとバックを取った事になり、1ターン敵は行動不能となる。横から接触すると1ターン敵より先に行動しやすくなる[2]
- 本作では戦闘に勝利したときのみ敵ランクが強化され、ボスを除けば地域ごとの敵の強さは変わらない。「退却」コマンドを選べば必ず戦闘から離脱できる(逃げられない戦闘もある)。
- 陣形
- メニュー画面の編成で変更可能。人数ごとにそれぞれ複数用意されており、新しい仲間を加えた状態で陣形編成画面を開くとラインナップが増えていく。
- それぞれ配置が異なり、特典がついている。わざと1人外して陣形を組む事も可能(外されたキャラは戦闘に参加しない)。ただしパーティーメンバーは最高6人・戦闘参加は5人までのため、仲間が6人いる場合は必ず1人を陣形から外す事になる。
- 主人公を外した場合、主人公が場外から指揮を執る「コマンダーモード(後述)」という特殊な戦闘になる。
- ダッシュで戦闘に突入すると陣形が乱され、強制的にフリーファイトになる。
- 技と見切り
- 技とは、武器で扱える強力な攻撃。武器を使っていると、突然電球が点灯する「閃き」によって覚える。修得直後は閃いたキャラしか使えないが、使い続けて「極意」を会得するとメニュー画面経由で他キャラも修得可能。特定の武器のみ使用できる「特殊技」もあり、これは閃けば極意を得る必要が無く、以降は対応する武器全てで使える(最初から使用できる特殊技もある)。
- 見切りとは、敵の特定の攻撃を必ず避けられる防御技。敵の攻撃を受けた時に「閃き」で覚えられ、極意も存在する。ただし行動不能状態および味方からの攻撃は避けられない。本作からは、覚えた見切りがあれば同質の攻撃全般を回避できるようになった(例えば地震攻撃の見切りなら地震の類を全て避けられる)。
- 達人
- WPまたはJPの最大値のどちらかが、もう片方の最大値を大きく上回っていると王冠マークが付き、王冠の付いた側の技・術の消費ポイントが1減る(例外有り)。WPの場合は技を閃きやすくもなる。
- 特効
- 敵モンスターには不死者や飛行など、特殊な性質を持つ者がおり、特定の技や術で攻撃すると防御力を無視したダメージを与えたり、即死させたりできる。
[編集] コマンダーモード
主人公を陣形から外した「控え」状態にすると、主人公が「コマンダー」として指揮を担当する。大まかな戦法を指示し、それに従って他のメンバーが自動で行動する。戦闘中でも陣形の変更が可能となり、毎ターンHPが自動で少量回復する。主人公は装備していないアイテムを自由に使える「バックパック」での援護も可能。
また、複数のメンバーが一度に動いて攻撃する陣形技が使用できる。技をベースにした「合体技」や、術をベースにした「合成術」があり、各陣形にそれぞれ陣形技が割り当てられている。合体技は通常の技と同じく閃いて覚える必要がある(基本技として使用できる場合は例外)。複数の陣形に対応した陣形技は、一度閃けば対応する陣形全てで使える。
それぞれの合体技・合成術には、必要な「武器・術の系統」が設定されており、それらを所持・修得したキャラ同士を、特定のポジションに配置することで使用可能。合成術は、キャラクターが習得している術系統によって発動する術が違う「スペルフュージョン」、ダンジョンから奥義書の入手が必要な「上位の合成術」に大別される。陣形技の場合、技・術問わず、発動にはターンごとに蓄積される「陣形専用のWP」を消費する(達人効果の影響は受けない)。
攻撃性能自体は、通常の行動と同じように「基本的な性能」を持つほか、それに加えて参加人数による補正がかけられている。ただしサガシリーズの中では珍しく、ダメージの上限が9999までであり、これは陣形技でも変わっておらず、本来の性能を発揮しきれない場合が多々ある。
MySpaceのトップフレンド[編集] ミニゲームなど
- マスコンバット
- 数千人の軍団同士でリアルタイムで戦う。特定のイベントで発生したり、施政イベント(後述)で行う。
- 自軍と敵軍が左右に陣取り、様々な戦術を使用しながら互いに画面端の敵陣を突破することが目的。兵士の単位は「100人=1ユニット」で数えられ、任意のタイミングでコマンド欄を開いて「前進攻撃」や「全軍後退」などの作戦を入力することにより、部隊の動きをコントロールする(コマンド入力中は時間が停止する)。
- 敵陣を突破する・倒される・退却することなどで画面から消滅する。どちらかの軍の兵士が全て画面から消滅した時点で戦闘が終了し、生き残り数で勝敗が決定する。
- 戦闘開始時のユニット数は基本的に固定だが、一部の戦闘では連戦になる場合があり、直前の生き残りをそのまま次の戦いに充てるケースも存在する。傭兵以外の兵士は補充するために特別なイベントなどを行なう必要はなく、補充資金もかからない。
- 一部の主人公は自身が指揮官となる場合があり、戦闘終了時に新たな作戦や陣形を閃く事がある(それぞれ複数のカテゴリに分けられており、戦い方によって閃くカテゴリが異なる)。特定のイベントのみ使用できる固有の作戦や、敵指揮官専用の作戦・陣形も存在する。
- 主人公が指揮官となる場合、戦闘前に覚えた作戦や陣形をセットする事が可能で、セットしていなければ覚えているものでも基本的に使えない。作戦は基本的に6つまで(基本戦術の「前進攻撃」は外せない)、陣形は2つまでセット可能。主人公以外が指揮官となる場合は、作戦・陣形ともに予めセットされており変更も不可能。ただし敵指揮官は7つ以上の作戦を使用できるほか、陣形は1つしかセットしていない。
- 参加する兵士は種類に応じて移動力・攻撃力・防御力・生命力が設定されている。種別は主に歩兵・重装歩兵・騎兵・弓兵・傭兵・指揮官だが、特定の戦いのみ参加したり、施政イベントにより参加させる兵士もいるほか、敵の場合のみモンスター兵士などが参加することもある。
- 敵と接触した際は、攻撃力と防御力を比較して、その差分だけ相手の生命力を時間に応じて削る。また、実行中の陣形/作戦および、画面下にある「モラル(士気)ゲージ」の量によって、各能力が補正される。
- トレード
- 会社を設立し、他社に買収を仕掛けて自分の会社を大きくする。各地の町にいるエージェントを介して行われ、互いに資金を積み立てて取引をする。自社資金以外にも、取引中に編み出す物件同士の共同出資「グループ技」や、取引終了後に覚える各種小技「かけひき技」を駆使できる。
- 相手の物件を買収する「攻撃側」と、自社の物件を守る「防御側」に分かれて戦う。攻撃側は取引前に、買収する物件に応じた手数料を支払う必要がある。基本的に最初はプレイヤー側が攻撃側となり、各地の町を回りながら買収したい物件を探して取引を開始する。ただしプレイヤー側の買収攻撃が終わった後に、他社からプレイヤー側に対して買収工作を逆に仕掛けられる場合がある(プレイヤー側が防御側となる)。
- 買収・防衛するために資金を捻出する必要があり、物件を指定して出資してもらう方法と、本社に貯まっている資金を直接出す方法の2種類がある。背景の赤と青のストライプは、それぞれ自社と敵社の勢力を示しており、基本的には資金を多く出資している側の勢力がリアルタイムで伸び続ける。どちらかの色が画面端まで伸びきれば、伸びきった側の会社の勝利となる。攻撃側が勝利すれば、その物件を買収できる(本社なら傘下すべての物件が手に入る)。防御側が勝利すれば、その物件を買収されずに済む(プレイヤー側の本社が買収されることはない)。
- 買収の「攻撃・防御」が1回終了するたびに、全ての会社の本社に対して物件からの収益が加算される。他社同士でも買収は行なっており、それぞれの会社同士の勢力が変わり続ける。
- グループ技を編み出すには、基本的に該当する物件から出資を依頼する必要がある。ただし出資時は物件名の色に注意が必要で、黒なら確実だが、青・黄・赤になるにつれて失敗する可能性が高まる。出資に失敗した場合、その物件は自社傘下から外れてしまい、以後も協力しなくなる(独立する)。再び出資を依頼するためには、その物件を再度買収しなければならない。独立した物件はグレーで表示され、次回からの取引では表示自体されなくなる。
- グループ技自体にも同様の色が設定されており、黒以外の色の場合は該当する物件のどれかが独立する可能性がある。
- かけひき技を編み出すには、基本的に該当する産業をする物件を持っている必要がある(物件ごとに産業の確認が可能)。中には、産業ではなく特定の物件自体を持つことによってかけひき技を覚えるケースもある。敵社独自のかけひき技も存在する。
- イベントによっては他社と同盟を組むこともある。同盟相手の本社からは買収を仕掛けてくることはなく、その時だけは同盟資金を要求する事が可能。同盟に参加している物件数に応じた資金を何度でも出すことができる。ただし同盟内の他社物件に対してプレイヤー側が買収工作をしかけることはできる(その場合、同盟は破棄され、二度と同盟を組むことは出来なくなる)。
- 億単位の資金を扱うことになるが、会社の資金は本編に流用できない。また、会社の資金が底をつくか、ギブアップをすると、イベントはそこで中断・二度とトレードに参加できなくなる。
[編集] あらすじ
[編集] この世界の特徴
300年に一度、死の星が太陽を覆い隠す「死食」が起こり、その年に生まれた全ての生命が絶命する。
ところが600年前の死食で1人の赤子が生き残り、人々は死食を跳ね返した神の子として祝福したが、やがて死に魅入られて死の定めを負った「魔王」として世界に君臨。人々を圧政で苦しめ、「アビス」と呼ばれる地に住む四魔貴族をも支配した。しかしやがて消息不明となり、四魔貴族が新たな支配者となった。魔王のような野心はなかったが、気まぐれで強大な力を持つため多くの人々を苦しめた。
それから300年後、次の死食でも1人の赤子が生き残る。魔王の再出現を恐れた人々に殺されそうになったが、死の誘惑に耐え、死の定めを退けて生き延び、成長して多くの仲間に支えられた。やがて四魔貴族をアビスに追い返し、アビスとの出入り口「アビスゲート」を封印、世界を復興して聖王と呼ばれた。
そしてさらに300年後、今回の死食でも1人の赤子が生き残ったが、その運命は如何なるものになるか。それから15年後の時代がゲーム本編となる。聖王による秩序も崩れ、動乱の様相を見せる時代に突入しようとしていた。
[編集] オープニング
ロアーヌ侯国にて、即位間も無いロアーヌ侯ミカエルがモンスター討伐に遠征中に、反乱の動きがあった。
ある夜にそれを偶然知ったミカエルの妹モニカは、護衛のカタリナに影武者の用意を頼み、みずから早馬でミカエルに報告へ向かうが、途中で激しい雷雨に見舞われ、乗っていた馬が力尽きてしまい、侯国内の開拓村シノンに徒歩で到着するのがやっとだった。
そして、村の開拓民であるユリアン達は、シノンの酒場に現れたモニカの事情を知り、酒場にいた流れ者の男ハリードの力を借り、護衛としてモニカをミカエルのもとへ送り届けることにした。
だが、ミカエルは反乱を既に察知し、鎮圧の策略を巡らせていた。予想外の妹の来訪に驚きながらも、また新たな策略をめぐらせて行く。
世間では、15年前の死食でアビスゲートの封印が解かれ、再び四魔貴族が活動を始めたとも囁かれていた。主人公達8人は、それぞれの事情を抱えながらも、戦乱の渦中に巻き込まれて行く。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 →[記述をスキップ]
[編集] 登場人物
[編集] 主人公
以下の8名から選択。前述の「宿星」「得意武器」以外にも「名前」を変更可能。
- ユリアン・ノール
- 肩書:シノンの開拓民、20歳、男性、宿星:歳星
- シノンの開拓民。死食で妹を失っていたがシノンに移住してエレンと出会い、行動力のある本来の性格を取り戻し、エレンに恋心を抱く。自分が正しいと思う事を行なう正義感の強さを持ち、それを認めたハリード・好意を持ったモニカの両名の推薦でロアーヌのプリンセスガードへ入隊を誘われる(そのためロアーヌ宮殿におり、ユリアン編以外では仲間にする機会は限られ、カタリナ編では仲間にできない)。能力は突出して高い意志力以外は平均的。
- トーマス・ベント
- 肩書:シノンの開拓民、22歳、男性、宿星:辰星
- シノンの開拓民で、シノン一の豪農・ベント家の生まれ。若者達のリーダー的存在で、愛称はトム。家訓に従い、戦闘から料理まで器用にこなす。
- ピドナの本家はクラウディウス家ゆかりのメッサーナの名族で、現当主は彼の祖父の弟。彼自身も会社経営の才能があり、「トレード」に参加する為のキーキャラクターとなっている。なお、トレードの物件にも彼の家にまつわる物件がある。
- ミカエル・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ
- 肩書:ロアーヌ侯爵、27歳、男性、宿星:鎮星
- ロアーヌの若き侯爵。容姿端麗。軍隊の指揮能力に優れ、領民の評価も高い。ゴドウィンの反乱はそれ自体が彼によって仕組まれたもの。領主のため倉庫には多くの武具が備蓄され、外出するには影武者を城内に置く必要がある。通常の居場所がロアーヌ宮殿内のため、他の主人公で彼を仲間にする機会は限定される。さらにモニカを同じパーティに入れる事は一部の例外を除いて不可能。
- 施政イベント
- 彼が主人公の時に行えるロアーヌ国の施政。様々な方法で産業・社会・軍事を発展させ、国威を高めることが目的。武器防具開発や、マスコンバットに関連した戦術開発・各種強化も可能で、マスコンバットのイベントが発生する場合もある。
- ハリード
- 肩書:流浪の王族、33歳、男性、宿星:太白
- トルネードの異名を持つ流浪の剣士。色黒で長髪を後ろに纏めている。その正体は神王教団に国を滅ぼされたゲッシア朝ナジュ王国の王族エル・ヌール。心の隅では、王国滅亡時に生き別れたファティーマ姫を探している。初代国王アル・アワドの愛剣カムシーンに憧れ、自らの曲刀にもその名を冠している(実際、戦闘中は曲刀名が「カムシーン」と表示される)ため、武器枠の1つが曲刀専用。腕は立つが金にがめつく、これは集めた金で王国再建を考えているため。
- サラ・カーソン
- 肩書:シノンの開拓民、16歳、女性、宿星:歳星
- シノンの開拓民で、エレンの妹。姉とは正反対で消極的だが頭はよく、姉からの自立心も持っており、決心した時の行動力は周囲の人間を驚かす。トーマスを慕っており、序盤以降は「トーマスと一緒にピドナに行く」という言葉通り、トーマスのハトコの家にいる。
- エレン・カーソン
- 肩書:シノンの開拓民、20歳、女性、宿星:太白
- シノンの開拓民で、サラの姉。健康的な美人で、ユリアンをはじめ村中の男に言い寄られるが、本人は恋愛沙汰には全く興味が無い。村の腕相撲大会で優勝するほど男勝りで腕っ節が強い。ヤキモチ焼きでプライドが高く、普段は表に出さない。ユリアンとサラの面倒を自分が面倒を見ようとするために旅に出る。カーソン家はトレード物件によると小麦農家で、経営者は祖母。
- モニカ・アウスバッハ
- 肩書:ロアーヌ侯爵の妹、19歳、女性、宿星:熒惑
- ミカエルの妹。誰よりも兄を慕い、性格はおとなしいが行動力はあり、剣術や馬術を身につけている。兄と同じく容姿端麗で、ブロンドの髪と鮮やかなピンク色の服が特徴。物語冒頭で助けられたユリアンに好意を持つ。立場上、ツヴァイクの武闘会やその関連イベントには参加出来ない。ミカエル同様にロアーヌ宮殿にいるため他の主人公で仲間にする機会は少ない。
- カタリナ・ラウラン
- 肩書:ロアーヌ貴族、24歳、女性、宿星:辰星
- モニカの侍女で護衛も務める剣士。貴族の家系の出身で責任感が強く、常に沈着冷静。その剣技と性格がミカエルの父フランツの目に留まり、15歳の頃よりモニカの側につけられ、ロアーヌに伝わる聖王遺物マスカレイドを授けられ、ミカエルにも絶大な信頼を寄せられている。素早さが高く、特に主人公時の設定次第では他のキャラの追随を許さない。
- 密かにミカエルに恋心を抱くが、それが災いしてマスカレイドを盗まれる。奪還するため旅に出る事情から、ハリード編とミカエル編の序盤を除けば仲間キャラクターとしては登場しない。
[編集] 主人公以外の仲間になる人物
旅先では、様々な仲間との出会いがプレイヤーを待ち受けている。それぞれ得意技能や初期の強さが異なり、仲間になる条件も多彩である。
研究papetでグラフを配置する方法- タチアナ・ラザイエフ
- 肩書:放浪娘、14歳、女性、宿星:鎮星
- クマのぬいぐるみを抱えた家出少女。出会う度にミルフィーユ、エクレア、ババロア、タルト、シャーベット、クレープ、キャンディー、スフレといった洋菓子を由来とした8つの偽名を使い分けるが、実はメッサーナ王国の都市リブロフの大商人ラザイエフ家の末娘。放浪中の各地で主人公を見かけると追いかけて無断でパーティに加わる。酒場では除名できず、リブロフに立ち寄ると嫌がりパーティから外れる。
- 詩人
- 肩書:聖王記読み、年齢不明、男性、宿星:辰星
- 聖王記を語り歩く吟遊詩人。新たな詩を見つけるためパーティに加入する。一旦仲間に入ると酒場での除名は困難。
- ミューズ・クラウディア・クラウディウス
- 肩書:深窓の令嬢、22歳、女性、宿星:熒惑
- メッサーナ王国の首都ピドナの名家クラウディウス家の元令嬢。父クレメンスの暗殺後はピドナ旧市街に隠れ住み、その優しさで周辺から女神のように慕われている。病弱でほとんど床に臥していたが、さらにある時何者かに眠らされ夢の中に囚われてしまう。しかし解決すれば健康を取り戻し、仲間にも加えられる。
- シャール
- 肩書:元術戦士、30歳、男性、宿星:鎮星
- ミューズを守る忠実な男。クレメンスの元部下で優れた術戦士だったが、現在ピドナを支配するルートヴィッヒには従わず、利き腕の腱を切られる(民衆から信頼があったため処刑は免れた)。そのため腕力と器用さがほとんど無い。力を取り戻すには銀の手が必要。朱鳥術のエキスパートのため、他の地術系統を覚えられない。
- ノーラ
- 肩書:職人、23歳、女性、宿星:歳星
- 代々続く由緒ある鍛冶工房を継いだ鍛冶屋。先代である父の仇を探すため旅に出る。職業柄、武器の扱いが得意。彼女がパーティにいると工房の開発が早くなる。彼女自身を工房の開発担当にさせることもできるが、仲間にはならなくなる。
- 少年
- 肩書:????、年齢不明、男性、宿星:鎮星
- 各地を放浪している、黒い髪と瞳を持つ少年。生まれてすぐ腐海に捨てられ、関わった者全てが死ぬため他人を拒絶しており、仲間になるのも物語終盤(サラ編なら序盤から仲間になる)。
- ロビン
- 肩書:覆面の怪傑、22歳、男性、宿星:辰星
- ヤーマスに現れる謎の覆面男。ドフォーレ商会の悪事を懲らしめる正義の味方。能力が平均的に高く、得意な小剣は無条件に消費技ポイントが1少なくなる。名前の由来はバットマンの相棒のロビンから。
- 外見やキャラクターの背景のモデルは怪傑ゾロ。専用のテーマ曲も用意されている。
- ロビン(偽者)
- 肩書:覆面の怪傑、42歳、男性、宿星:熒惑
- ヤーマスに現れるロビンの偽者。役割は本物と同じで、主に本物のロビンが怪我などで人前に出られない時に現れる。一目で偽者と分かる体型だが、少なくともヤーマスの住民は彼が偽者であることを知らない。その見た目に反し、素早さが本物より高い。
- なお、本物・偽者ともに普段は一般の住民のため、仲間にしている間は該当する住民の姿が無い。
- ウォード
- 肩書:北方人、37歳、男性、宿星:太白
- ユーステルムに住む、腕力と体力に優れる屈強な大男。ユーステルムは初代ロアーヌ侯フェルディナンドと侯妃ヒルダの故郷であり、彼も2人の血を引く子孫のため、ミカエルやモニカとは遠い親戚にあたる。狩り場に巣食った魔物を退治する仲間を探している。
- ポール
- 肩書:元盗賊、20歳、男性、宿星:歳星
- 冒険家に憧れて旅立った青年。ある時襲われた野盗に強引に手下にさせられて現在は盗賊になっているが、性根までは腐っておらず、人身売買は嫌っていて、特に女性に対しては対応が異なる。故郷のキドラントでは恋人・ニーナが帰りを待っている。能力は平均的。
- 彼の名前の由来はアニメ『ポールのミラクル大作戦』に登場する主人公の名前から。ファイナルファンタジー2に登場する同名のキャラクターからとられたともされている[要出典]。
- ハーマン / ブラック
- 肩書:元海賊、39歳、男性、宿星:太白
- グレートアーチに住む、白髪で義足の老人。正体は南方を荒らし回る温海の海賊の首領ブラック。9年前メッサーナ王国の海賊討伐から逃れる途中、西太洋でフォルネウスに船を沈められた時に左足を喰われて生気も吸われ、現在の姿になった。能力値が著しく低いが、彼を連れてフォルネウスを倒すと本来の姿・能力になる。バンガードを動かすイルカ像にかつて関わった事がある。
- モデルは小説『白鯨』の登場人物エイハブ。名前の由来はそれぞれ『白鯨』の著者ハーマン・メルヴィル、バーソロミュー・ロバーツの異名「ブラックバート」から[要出典]。
- フルブライト23世
- 肩書:商人、23歳、男性、宿星:鎮星
- 大商家フルブライト家の23代目当主にしてフルブライト商会会長。世界経済の掌握を考えている野心家。術法も心得ている。トーマスにトレードの話をもちかけてくる。
- ツィー・リン(智鈴)
- 肩書:ムング族の娘、28歳、女性、宿星:歳星
- 東の国の「ムング族の村」に住んでいる、族長の娘で弓の名手。村を取り仕切る立場ながら、西の世界へ興味がある。いつまでも子ども扱いをするバイメイニャンに我慢ならないらしい。
- ヤン・ファン(楊芳)
- 肩書:将軍、34歳、男性、宿星:歳星
- 東の国で衛将軍を務める人物。大将軍ヤン・ユーチュン(楊遇春)と共に「両楊」と称えられるほど作戦指揮に優れる有能な男だが、バイメイニャンには頭が上がらない。魔力と素早さに長ける。
- バイメイニャン(白梅娘)
- 肩書:東の術士、100歳以上(詳細不明)、女性、宿星:熒惑
- ムング族の高名な術使い。年齢の割に壮健。毒舌家で、会話に伏せ字が入ってしまうほど下品な事を平気で口にする。ツィーリンを「リンリン」、ヤンファンを「ファンファン」と子ども扱いする。
- ボストン
- 肩書:ロブスター、年齢・性別不明、宿星:辰星
- 世界の最果てに住むロブスター族の戦士。「バンガードに乗ってみたい」とパーティーに申し出る。鎧代わりの外骨格を持ち、ハサミを使った強力なパンチを使用する。
- 妖精
- 肩書:妖精、年齢・性別不明、宿星:太白
- 地元はジャングルだが、世界を巡業する見世物小屋に捕まっている。悪戯好きだが恩情には厚い。
- 一般的に知られる妖精のイメージと違い、腕力・素早さがかなり高く、魔力がかなり低い(体力だけは小柄な体格に相応)。また空を飛んでいるため、同様のモンスターと同じく地震に強いが対空攻撃に弱い。両方の性別を持つ扱いのため、異性を対象にした魅了攻撃を使うと対象が広い(逆に敵からの対象にもなりやすい)。
- ぞう
- 肩書:????、年齢不明、男性、宿星:太白
- 一説によれば魔王の呪いで姿を変えられた元人間とも言われる「ゾウ族」の一人。ラシュクータにて、意識不明になった兄を目覚めさせると仲間になる。鼻で盾を扱えるため、「両手武器/術」と「盾/ガーダー」を併用可能。素早さこそかなり低いが、他キャラの3倍以上の値を誇るLPを持つ。
- ゆきだるま
- 肩書:雪だるま、年齢・性別不明、宿星:辰星
- オーロラに隠れた雪の町の住人。仲間になる雪だるまは「〜なのだ」「〜のだ」という口調。300年前に聖王と一緒に氷の剣を取りに行ったことがあり、同じく氷の剣を取る主人公に協力する。見た目通り雪で出来ているため、雪の町と氷銀河から出られない。永久氷晶を身に付けさせると外界に連れて行ける。
- ウンディーネ
- 肩書:水術士、34歳、女性、宿星:辰星
- モウゼスの町の北半分を支配する天才的な玄武術士。男好きで、優男を集めて周りに置いている。南の朱鳥術士ボルカノと争う。白虎術の消費JPが1少ない(術のエキスパートのためと思われるが、肩書きの玄武術の消費JPは通常通り)。
- ティベリウス
- 肩書:神王教団長、47歳、男性、宿星:熒惑
- 16年前の死食を生き延びた運命の子を神王として崇める神王教団の教祖。神王を信じる者には寛大だが、教団に害をなす者には容赦しない。ゲッシア朝ナジュ王国からの弾圧に抵抗し、ハマール湖の戦いに勝利してゲッシア朝を滅ぼした(ただしハリードがいてもパーティに加えることは可能)。また自分や身内にも厳格で、幹部マクシムスが教団を悪用した事を知ると裁きを与えようとし、神王を愚弄されると激しい怒りをあらわにする。
- レオニード
- 肩書:ヴァンパイア伯爵、年齢不明、男性、宿星:鎮星
- 600年前の魔王や300年前の聖王とも面識がある吸血鬼。ミカエルとは旧知の仲で、若い女性の血を好み、伯爵の爵位を持つ。吸血鬼なので決して死なないが、不死モンスターと同じくHP回復手段が少なく、主に仲間を「吸血」する等が必要。倒されると灰になり戦闘終了まで戦線離脱する。城の奥には聖王の血を受けたという聖杯があり、たどり着き手に入れた者に従う。
[編集] その他の人物
物語に関わってくる人物たち。
酔っぱらったされている十代の若者たち- ヨハンネス&アンナ
- 死食の研究をしている。親は死食の再来を流布した咎で十数年前に処刑されている。兄のヨハンネスは天体観測を生業にしているため、昼間は寝ている彼に代わって妹のアンナが応対する。アンナは兄の研究を手伝っているため結婚はしておらず、26歳[出典 1]。
- 教授
- ツヴァイクの西にある森に住む、自称20代の歌って踊れる自称天才教授(初登場時は実際に歌って踊りだし、歌詞まで登場する)。彼女の発明品やペット達の騒動に巻き込まれるイベントがあるほか、この施設はトレードにも物件として登場し、彼女にちなんだかけひき技「教授のダンス」がある。モデルはグラフィックデザイナーの渋谷員子。
- ツヴァイク公
- 北の大国ツヴァイク公国を治める。一代でツヴァイク公国を築き上げ凄腕の領主と自称しているが、一方の息子の評判は「バカ者」。ユリアン編・モニカ編ではツヴァイク公の息子とモニカの縁談が持ち上がることもある。
- じごくの壁
- ツヴァイクのトーナメントに出場しているツヴァイクのチーム。元ネタはFRONT MISSION。
- 影
- ミカエルの影武者。ミカエルの自室で呼ばれると天井から降り立つ。ミカエルのお忍び中は政務を代行するほか、ミカエルの施政下では情報収集を行わせてミカエルに報告している。
- フランツ・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ
- 故人。先代のロアーヌ侯。ミカエルとモニカの父。自分の意思は言葉より行動で示す人物。権力争いの末に暗殺され、若くしてミカエルに玉座を譲る。
- ラドム将軍
- ロアーヌの将軍。曲がったことが嫌いで部下からも好かれ、ミカエルへの忠誠も厚い。妻がゴドウィン男爵の娘のため仕方なく男爵の旗下に入っていたが、男爵がモンスター軍と手を組んだことで反旗を翻し、ゴブリン軍団を奇襲。ミカエルから許しを得てロアーヌ軍に戻る。
- ゴドウィン男爵
- ロアーヌ侯家の血縁で、フランツ侯とは従兄弟。娘はラドム将軍の妻。フランツ侯を暗殺、その3ヶ月後にモンスターと協力してロアーヌを占拠したが、ミカエル達に敗れ、落ち延びた後にモニカを誘拐。モニカをユリアンに救出された後は、消息不明となる。
- ロアーヌの大臣
- ゴドウィン男爵と内通してモニカとカタリナを捕らえようとした人物と、ゴドウィン撃退後に登用された人物の2人が登場する。
- エドウィン偽男爵
- ミカエル編で登場。ゴドウィンの血縁を名乗り相続権を主張するが、ミカエル曰く「ゴドウィンに弟は居ない」。主張を一蹴されると傭兵を雇い武力行使に出る。
- パッペンハイム
- パッペンハイム傭兵軍団の団長。
- ライブラ
- ロアーヌの将軍。ロアーヌ領内で軍事演習中にゴブリンプリンス率いるゴブリン軍団と遭遇する。
- タウラス
- ロアーヌの将軍。ロアーヌ領内で軍事演習中にゾンビの群れと遭遇する。
- ブラッドレー、コリンズ、パットン
- ロアーヌの将軍。マスコンバットで登場し、3人のうち1人を選択するイベントがある。
- トーマスの家族
- 祖父は実家を弟に任せてシノンの開拓民になった人物で、トーマスに実家で勉強するように勧める。
- この祖父の弟の孫であるはとこはピドナに登場し、クラウディウス家の消息探しをトーマスに依頼する。
- ゴン
- ピドナ旧市街の子供。主人公は魔王殿で迷ったゴンを捜索することでクラウディウス家の信頼を得る。マクシムスに騙されて渡された夢魔の秘薬が原因で、ミューズは夢魔に意識を奪われる。
- アルバート王
- メッサーナ王国の前国王。15年前、死食の1年後に急死したため跡継ぎが決まっておらず、その混乱が10年に及ぶメッサーナの乱へと発展した。
- クレメンス
- 故人。ミューズの父。クラウディウス家の前当主で、王都ピドナの元近衛軍団長。アルバート王没後に王位を争った軍団長たちの中でも最有力だった人格者。5年前にルートヴィッヒと次期王位を争い勝利するが、過激派を警戒して神王教団の活動を禁じ、戦乱直後に何者かに暗殺された。大商家だったクラウディウス家もルートヴィッヒに財産を没収され、グループ会社もバラバラになった。
- ルートヴィッヒ
- リブロフの軍団長で、クレメンスの死後は近衛軍団長になった現在のピドナの支配者。メッサーナ王国王位後継の最有力候補。クレメンスと違って、神王教団とは友好関係。クレメンス暗殺への関与は不明。ハリードは、リブロフ時代に彼と義兄弟の契りを交わしたが、彼がピドナの実権を握る際にひと悶着あったため、ピドナに近づくことに消極的。
- マクシムス
- 神王教団の幹部・ピドナ教長。教団を乗っ取るべく、モンスターと協力して聖王遺物を集める。正体は海賊ジャッカルで、ブラックに一度は首を掻っ切られたが生き延びた。かつて彼の一味は赤サンゴのピアスを着けていたが、もう一つの目印である刺青は現在も消えていない。
- 偽ミカエル
- マクシムスの手下で変身能力の持ち主。その能力でミカエルに化けて誘惑したカタリナから、マスカレイドを奪って逃亡。ピドナ行きの船に乗ったのを最後に、行方はわかっていない。
- ケーン
- ピドナの工房の技師。親方が殺されて以来工房が寂れていく中、最後まで信念を持ってノーラと共に工房に残り続ける。彼の信念を各地の職人達に伝えれば工房に戻ってくる。
- ノーラの父
- ピドナの工房の親方。クレメンスのルートヴィッヒが戦ったメッサーナの乱によりピドナが混乱したさなか盗まれた聖王の槍を取り戻す旅に出たが、ジャッカルを指し示す手掛かりを残して死亡。
- ボルカノ
- モウゼスの南を支配する朱鳥術士。アイテム作りの天才で、頭の悪いモンスターを使い実験をしている。術法を増幅する「魔王の盾」を巡って北のウンディーネと争っている。
- ドフォーレ
- ヤーマスのドフォーレ商会の当主。聖王の時代に禁じられた麻薬などを扱う悪徳商人。モンスターとの関わりを息子に擦りつけたりするなど狡猾。
- トラックス
- ヤーマスの酒場シーホークの太ったマスター。ドフォーレ商会を嫌っている。ロビン(偽者)の正体。
- ライム
- トラックスの息子で、父とは違い痩せていて気弱な青年だが、父同様ドフォーレ商会を嫌っている。ロビン(本物)の正体。
- アレクセイ・ラザイエフ
- リブロフのラザイエフ商会の当主で、タチアナの父。他に長男ニコライ、次男ボリス、長女ベラと計4人の子が居る。
- アニキ(ぞうの兄)
- ゾウ族の一人。腐海に捨てられていた少年を拾って育てたがある日モンスターにさらわれ、これを助けに腐海へ行ったきり眠ったままとなる。宿命の子がいれば目を覚ます。
- ニーナ
- ポールの恋人。旅に出てから帰ってこないポールを待っている。キドラントで主人公が生贄にされそうになった場合、それを助けるが次の生贄にされてしまう。
- 彼女の名前の由来はアニメ『ポールのミラクル大作戦』に登場するヒロインの名前から。
- キドラント町長(本名不明)
- キドラントの町長を務める老人。主人公を欺いて近郊の洞窟「いけにえの穴」に住み着いた魔物の生贄にしようとする。イベント解決後の台詞が「私が町長です」のみだが、当時のスクウェア広報によれば改心したとの事。トレードエージェントでもある。
- ファティーマ
- ゲッシア朝ナジュ王国の姫。ハリードの恋人。神王教団に国を滅ぼされ、以後行方不明。ハリード編での大きなカギを握る人物。諸王の都を訪れて本物のカムシーンを取らなければエンディングで登場・再会する(攻略本によるとハリードは「カムシーンと姫のどちらか」を探しに諸王の都に行く設定があり、カムシーンを入手すると目的達成=ファティーマは登場しない)。
- グゥエイン
- かつて聖王と共に戦った巨竜ドーラの子供。場合によっては主人公とのコンビでビューネイと戦える。共闘後にグゥエインを殺して竜鱗を手に入れ、それを素材に工房で「竜鱗の剣」を製作した場合、エンディングで墓標として剣が突き立てられる。
- ヤン・ユウチュン(楊遇春)
- 黄京の大将軍。ヤンファンに手紙を出した直後にツァオガオに捕らえられる。その後、ミカドの命に従ってヤンファンの軍と戦う。捕まった後、アビスの魔に侵されて正気を失っていた説もある[出典 1]。
- ツァオ・ガオ(趙高)
- アビス勢力と手を組み、幼いミカドを傀儡にして実質的な支配をする黄京の宰相。同名の宦官(趙高)がモデル。
- ミカド
- 東方の名目上の最高権力者。イベントが削られた[出典 1]結果名前だけの登場となる。
- ヒィアン・ユー(項羽)
- ヤンファンの副将であり、彼を仲間にすると陽動作戦の指揮官代理を務めるが戦術は乏しい。同名の項羽がモデルである。マスコンバットのみの登場なので姿は確認できない。
- アビスナーガ
- 玄城にいるモンスター。アビスの力を手に入れようとする張本人を守るため、主人公の敵として立ちはだかる。
[編集] 魔王・聖王時代の人物
物語開始前から「歴史」として語られている人物たち。
- 魔王
- 600年前の死食で生き残った宿命の子。アビスゲートを開いて四魔貴族を従えた。長期間の恐怖政治を敷き、さらに東方に侵攻して一帯を壊滅させたが、翌年に東方の連合軍から反撃され負傷、消息を絶った。
- アル・アワド
- ハリードとファティーマの祖先にしてゲッシア朝ナジュ王国の初代国王。魔王軍から人々を守り、戦いに生き残り、滅ぼされた国を立て直した英雄。本物のカムシーンの使い手。現在は諸王の都に葬られている。
- 聖王アウレリウス
- 300年前の死食で生き残った宿命の子。アビスの魔物に戦いを挑み、四魔貴族をアビスに追い返してゲートを封じたほか、各地の復興を行なった。現在でもフルブライト商会を始めとした勢力が聖王の伝統を重視する理由も、当時聖王との関係が深かったなどのため。子がおらず、姉の子孫が聖王家を継いで聖王廟を管理している。
- 聖王十二将
- 聖王に協力して四魔貴族と戦った12人の仲間で、代表格の3名は特に聖王三傑と呼ばれる。ここではゲーム内で名前が明かされている者だけを挙げる。
- フェルディナント
- 聖王三傑の一人で、ミカエルとモニカとウォードの祖先にして猛将。メッサーナの王位継承を辞退して海を渡り、ミュルスからロアーヌまでの魔物で満ちた森を切り抜け、魔王時代に滅びてビューネイの領域になっていた古ロアーヌ王国の廃墟へと到達、盗賊や魔物を討伐。彼が切り開いた道に人々が続き、やがて多くの人々が行き交い、当時の予言通りにロアーヌの都を復興させてロアーヌ侯になった。
- ヴァッサール
- 聖王三傑の一人で、魔海侯フォルネウス討伐を手助けした玄武術士。バンガード建設とオリハルコン捜索を提案し、玄武術士たちと共にバンガードを動かす。後にモウゼスの町を興した彼女の影響で、モウゼスの町の半分が玄武術士のテリトリーであり、また世界的に玄武術を学ぶ者が多い。
- チャールズ
- フルブライト将軍の息子。聖王の義兄弟で、四魔貴族との戦いで戦死[出典 2]。ゲーム中にはトレード物件名に登場するのみ。
- 聖王の姉
- ランスで聖王廟を管理する聖王家の祖先。
- ヒルダ
- ミカエルとモニカとウォードの祖先。後にフェルディナンドの妻になった、マスカレイドの使い手。
- ピドナ工房の初代親方
- 聖王武具を作った人物でノーラの祖先。聖王と共にアラケスの魔槍を鍛えなおして聖王の槍を制作し、それが元で工房をかつて世界一の規模に発展させた。
- 巨竜ドーラ
- ルーブ山地に棲む竜。グゥエインの母親。聖王を背に乗せて空を飛び魔龍公ビューネイと戦った。しかし竜の本質である「人の肉を食らい宝を奪う」事を続けたため、友である聖王の剣で倒され、その腕の中で息絶えた。
- 展開によっては、母の気持ちを理解したというグゥエインが「どうせ滅ぶ定めであれば、せめて友の手で」といった内容の言葉を残す。
[編集] アビス
[編集] 四魔貴族
魔王の時代より以前からアビスに住んでいた4匹の魔物。魔貴族とも呼ばれる。魔王が開いたアビスゲートからこの世界に現れて魔王の配下となり、魔王が姿を消した後は世界を支配したが、聖王によってアビスに追い返された。
15年前の死食の影響で再び現世に現れたが、ゲートが半開きのためヒト型の本体が通れず、まずはそれぞれが思い描く理想の姿である巨大な怪物姿の幻影を送り込んだ。本体が通れるよう完全に開くためゲートを守護する。オープニングデモ(かつての死食)では、アビスゲートが完全に開いていたため、本体の姿が表示されている。
主人公の当面の目標は、この幻影を倒し、ゲートを閉じてアビスの勢力を地上から駆逐する事である。アビスゲートを閉じれば、アビスからの力に邪魔されて使えなかった各系統の最強術を使える。
後に同社のトレーディングカードアーケードゲーム『LORD of VERMILION』では使い魔としてゲスト出演している。また、フレバーテキストにおいては彼らとアビスに来た魔王の出会いについて書かれている。
四魔貴族の名前はソロモン72柱の悪魔に由来して、『LORD of VERMILION』においても第何柱の悪魔からか説明されている。それぞれが名乗る爵位やフレバーテキストに書かれた所持知識も由来の悪魔と同様である。
- 魔戦士公アラケス
- 白虎属性を司り、魔王殿の封印された深部のゲートを守る。血を何よりも愛する残虐さを持つ。魔槍を聖王に奪われ、現在は新たに鍛えたばかりの熱も冷めていない槍を使っている。幻影は双頭獣に跨った巨人、本体は筋骨隆々とした精悍な男性の姿をしている。
- 『LORD of VERMILION』のフレバーテキストによると、魔王から覇道のための流血の戦いに向かうよう協力を受けると共に、もし自分(魔王)が戦いを捨てたら躊躇わず殺してかまわないと言われ、魔王を気に入ったとされる。また、天文学の知識の持ち主とされる。
- 名前はソロモン72柱の第52柱・アロケルの別名から。
- 魔龍公ビューネイ
- 蒼龍属性を司り、タフターン山のゲートを守る。魔王没後はタフターン山に作った巣を拠点に空を支配したが、地上の人間を相手にしなかったことで巨竜ドーラと聖王に空中戦を挑まれて破れ、アビスに追い返された。
- 現在は己の領域内で栄えるロアーヌを襲撃する。幻影も本体も三つ首の龍をまとった女性の姿である。幻影での龍の頭は、ビューネイベビー/ビューネイバード/ビューネイドッグという3体の使い魔になっている。
- 『LORD of VERMILION』のフレバーテキストによると、魔王からの天空を支配する協力を受けた際、魔界であるアビスの者にとっては疎ましい(神に近い)領域である天空と神の支配をも全く恐れない魔王を見て、心腹したとされる。また、蓄財学の知識の持ち主とされる。
- 名前はソロモン72柱の第26柱・ブネの別名から。
- 魔炎長アウナス
- 朱鳥属性を司り、ジャングルの火術要塞のゲートを守り、周辺の気温を上げている。「定め」という言葉を多用する。幻影は痩せ細りヒンドゥー教の神々を思わせる装飾と炎を纏い大きな鎌を担いだ青年、本体は老人の姿をしている。いずれも常時セルフバーニングの術を張っており、近距離攻撃を仕掛けた相手を返り討ちにする。
- 『LORD of VERMILION』のフレバーテキストによると、最初は魔王に従う気がなく全力の攻撃を仕掛けるも、魔王には服の乱れすら付けられず、屈服して配下となったとされる。また、占星学の知識の持ち主とされる。
- 名前はソロモン72柱の第58柱・アミーの別名から。なお、モデルとなったアミーの肩書きは「地獄の大総統」であり、そのためアウナスのみ爵位の肩書きを持っていない。
- 魔海侯フォルネウス
- 玄武属性を司り、深海に沈む海底宮のゲートを守る。魔王没後は海の支配にしか関心を向けず、聖王が合計8回討伐に向かうも、うち7回の巨大な船を沈め、しかし8度目の動く島バンガードは沈められず、潜水したバンガードから海底宮に進入され、三叉槍ルツェルンガードを手にした聖王に敗れ、アビスに追い返された。
- 現在は配下に最果ての島とバンガードを襲撃させている。幻影は鯰のような顔をした巨大魚だが本体は美しい少年の姿をしている。
- 『LORD of VERMILION』のフレバーテキストによると、アウナスと同様に元々は従う気がなく、魔王を玄武術の激流で圧縮して胃袋に収めるも、逆に体内から体を支配されて敗北、屈服したとされる。また、修辞学の知識の持ち主とされる。
- 名前はソロモン72柱の第30柱・フォルネウスから。
[編集] その他
- 破壊するもの
- 本作のラストボス。
- アビスに2人も宿命の子が揃った事で、制御不能の破壊の力が具現化した姿。残存する四魔貴族の力を行使する「獣魔の翼」や、アビスの力を行使する「闇の翼」を使う。対抗力となる創造の力をサラと少年が作っており、条件が揃えば「光の翼」で打ち消せる。
- 宿命の子にあたるサラと少年は、すなわち本当の年齢は15歳、宿星も本来はアビスのある「死星」であり、両者は双子である(『練磨の書』より)。
- サラが主人公の場合、サラが宿命の子のため強制的に控えとなり、コマンダーモードになる。ただし陣形技に参加しない者は通常のコマンド入力を行える(一人旅[3]の場合は通常通りの戦闘)。「光の翼」は陣形技として任意に発動する形。
- パーティーが撃破するか、全滅させられるかに関わらず「破壊するもの」は死星も地上も全てを破壊し、全滅時はそこで終了するバッドエンディングだが、撃破時はさらにサラと少年の創造の力によって世界が再生し、死星や最果ての滝がない球状の世界に作り直される(元々は球状ではなかった/後述)。
- 『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』では本作の「破壊するもの」をパロディした子供向け絵本「命をくらう斧」が登場する。
惑星ではなく平面状となっている。中央部・大洋が広がる西部・寒冷な北部・熱帯の南部・未知の東部で構成されている。
[編集] 中央部
[編集] ロアーヌ地方
- シノン
- ロアーヌより東の辺境の開拓地。町はイベントのみ登場するため、ロアーヌでここのトレードの物件を扱っている。
- シノンの森
- シノンの開拓村とロアーヌの間にある広大な森林。
- ロアーヌ
- ミカエルが治める侯国で、宮殿と城下町で構成されている。かつて魔王によって滅ぼされた古ロアーヌの廃墟だった場所。
- ミュルス
- この地方の玄関と言われる、周辺地域唯一の港がある町。聖王時代はただの村であり、古ロアーヌの廃墟との間にあった森には魔物が満ちていた。
- タフターン山
- ロアーヌの南東に位置する世界最高峰の山。頂上付近は経験のある登山者でも道を見失うほどの霧に覆われている。
[編集] メッサーナ地方
- イスカル川
- ファルスとランスを結んでいる川。北部山地からヨルド海に流れ込んでいる。トレードにて水運会社の名前に冠されている。
- ファルス
- 砦の港町。ルートヴィッヒに対抗するべくスタンレーを配下にするため、ファルス-ランス道に出没した盗賊の黒幕討伐を名目にスタンレーと敵対する。
- スタンレー
- 丘の窪地にある田舎町。兵力に乏しいが、敵対勢力ファルスの襲撃に備えて軍備を増強している。
- 野盗の洞窟
- ポールが身をやつした野盗のアジトになっている洞窟。場所はスタンレーの北西。
- 洞窟寺院跡
- スタンレーの北東側に位置する。魔王の支配下で絶望した人々が死を幸いとして死を崇拝していた古い宗教の洞窟寺院跡。奥には闇の地母神ガラテアと死せる赤子ピグマリオンの石像が祀られ、その周りを即身仏が囲んでいる。
- ピドナ
- マイカン半島南端にあるメッサーナ王国の首都。各都市を結ぶ世界最大の都市。先代国王のアルバート王が後継者を指名せず亡くなったため国王不在の状態で、現在は近衛軍団長ルートヴィッヒが治めている。王宮のある聖王以降の新市街と、魔王に滅ぼされた街並みと魔王殿が残る旧市街に分かれており、かつて世界一だった工房もある。
- 魔王殿
- ピドナ旧市街の奥にある魔王の宮殿。観光地になっている外観と、駆け出し冒険者向きの内部に分かれているが、奥には開かずの扉があり、聖王家が所有する王家の指輪がないと開かない。
- トゥイク半島
- リブロフがある半島。トレードの物件にて、茶・林業・ワインの生産地となっている。
[編集] エルブール山脈
ロアーヌ、リブロフ、ナジュ砂漠の間にある地域。
- エルブール山脈
- タフターン山周辺から南西・北東・南東に伸びる巨大な山脈。
- リブロフ
- トゥイク半島の付け根にあるナジュ砂漠との玄関口に位置する町。大商人ラザイエフ家の屋敷がある。神王教団をバックに独断でロアーヌを狙っている。
- 出城
- リブロフの出城。リブロフがロアーヌ侵攻をする拠点にしている。
- アクバー峠
- リブロフやロアーヌとナジュ砂漠との境。タフターン山に連なっており、マスコンバットでの舞台となる。
[編集] 北部
[編集] ポドールイ地方
- ツヴァイク
- 住民が世界一を自負する、ヨルド海沿岸北部では最大の国。ツヴァイク公がトーナメントを開催している。
- 西の森
- ツヴァイクの西に位置する小さな森。館には自称天才教授を名乗る女性がおり、作った生物などが脱走して徘徊している。
- ポドールイ
- 吸血鬼のレオニード伯爵の居城(レオニード城)がある。
- ポドールイの洞窟
- いくつかの財宝が眠るポドールイの近くにある洞窟。
- キドラント
- ツヴァイクと北方地方を結び、ユーステルムと繋ぐ船がある町。怪物が現われ、いけにえとして差し出す人間を探すのに困っている。
- いけにえの穴
- キドラントの村を襲う魔物のすみか。村の人々が生贄を捧げている。
[編集] ランス地方
- ユーステルム
- 極寒の地に位置する北海沿岸の北方の街。初代ロアーヌ侯フェルディナンドと侯妃ヒルダの出身地。
- 氷湖
- ユーステルム付近の湖。巨大な氷河が形成されており、付近の住民の狩り場。
- ランス
- 聖王の生まれ故郷の町。彼の姉の子孫である聖王家現当主や、ヨハンネス兄妹が住んでいるほか、西にある聖王廟では試練が開かれ、死食の影響で半開状態になっているアビスゲートを閉じる力がある者を探す。
- ランス-ヤーマス道 / ランス-ファルス道
- 互いの町の交易に使う道。盗賊が跋扈している。
- オーロラの道
- オーロラが出ている間にのみ北部山地に出現する不思議な道。吸い込まれると雪の町に辿り着く。
- 雪の町
- オーロラの道の彼方に位置する雪で覆われた町。雪だるま族が住む。聖王が訪れて以降300年間、人間が訪れたことはない。
- 氷銀河
- 雪の町の奥にある氷雪に覆われた一面銀世界の河。ここの氷の結晶は長い年月をかけてどんな炎でも溶かせない氷の剣や永久氷晶に成長する。かつて聖王も雪だるまと協力して氷の剣を手に入れたという。
[編集] 西部
大洋が広がり、中央部とは陸地のつながりがほとんどない。いくつもの半島によって内海が更にいくつかの内海になっている複雑な地形。
[編集] 静海沿岸地方
古くから発展した海路網発祥の地。諸都市がそれぞれ都市国家としての形態を持ち、当時の聖王の名の下に形成された都市同盟によって一種の共和国連合を結成している。
- デマンダ山脈
- 静海沿岸地方の南部。トレードの物件にこの地名を冠するものが登場する。
- ウィルミントン
- ガーター半島のデマンダ山脈と静海に挟まれた位置にある、大商人フルブライトが住む街。かつてはフルブライト将軍の養子になった聖王が住んでいた。
- モウゼス
- ガーター半島の西太洋に面した西岸に位置する街。元々は食品産業と織物で栄えた。最近引っ越してきた2人の術士があるものを巡って街を二分する騒動を起こしている。
- 死者の井戸
- 南北に分かれているモウゼスの中心にある井戸。聖王以前の時代は死体や病人を放り込んでいた。中には術法を増幅する魔王の盾が隠されている。
- バンガード
- 町全体が海上要塞であり、海上走行や潜水機能がある。かつて聖王がフォルネウス討伐の際に、玄武術士ヴァッサールの提案で作らせた。現在は停止中であり、動かすには中枢にてオリハルコーンと玄武術が必要。
[編集] ルーブ地方
静海沿岸地方の北部。
- ルーブ半島
- 最も北西にある半島。トレードの物件にもここの地名を冠したものが登場する。
- ヤーマス
- ルーブ半島の南東の付け根に位置する港町。この地を根城にしているドフォーレ商会が裏で暗躍して禁制品を扱っているが、それを止める正義の味方の姿も見られる。
- 一部のイベントアイテムは紛失するとここの道具屋に転売される。
- ルーブ山地
- 半島の大半を占める山地で火山地帯。奥で巨竜グゥエインが巣をつくって住んでいる。
- 小さな村
- ルーブ山地の麓にある村。
[編集] 西太洋
- 西太洋
- 西にある広大な海。かつては魔海侯フォルネウスが支配していた。
- 最果ての島
- 平面世界である西の果ての島。付近の滝に削られていずれ消滅する運命だったが、ここに住むロブスター族がフォルネウスの本拠地「海底宮」の位置を知るため、送り込まれた水龍に破壊されようとしている。ロブスター族の主力は水の力なので水龍には太刀打ちできない。
- 海底宮
- 西太洋の海底にあるフォルネウスの宮殿。アビスゲートがある。
[編集] 南部
[編集] 温海沿岸地方
集落単位で暮らす民族が多く、北西部は綿花、南西部はさとうきびや小麦やスパイス、アケではコーヒー豆が特産物。
- グレートアーチ
- 北西部にある南国のリゾート地。その名の通り西太洋と温海に挟まれた弓形の陸地にあり、利権争奪目的による諸国の援助で支えられている。近隣に海賊ブラックの財宝を隠した洞窟の噂があり、冒険者による宝探しが半ば名物化している。場所は情報料を払えば何人かの住民が教えてくれるが、正しい保証は無い。
- 財宝の洞窟
- グレートアーチ近辺に点在する5つの洞窟。この中の1つに海賊ブラックが残した財宝があるという。
- アケ
- 東部唯一の人が暮らす村。かつては海賊ジャッカルがよく子供をさらっていた。
- ジャングル
- 東部の大森林。怪しげなローブ姿のアウナス術妖が周囲をうろつき、アウナスの本拠地「火術要塞」の位置を様々な色の蝶が指し示すが、正解を知るのは妖精族のみ。
- 妖精の村
- 東部のジャングルの中にある悪戯好きの妖精が住んでいる村。火術要塞への正しい道を知っているが、ほとんどの妖精は嘘を教えたり、存在しない宝の場所を教えたり、睡眠薬入りのお茶を勧めてくる。
- 火術要塞
- 東部のジャングルに位置する四魔貴族アウナスが構えた、炎あふれる要塞。奥にはアビスゲートがある。
[編集] ナジュ砂漠
- ナジュ砂漠
- リブロフの南、アクバー峠を越えた先に位置する一面の砂漠。はるか昔に興った都市国家ゲッシアは成立数十年で魔王に滅ぼされ、アル・アワドによって再興されたが、今度は神王教団に滅ぼされ、現在は教団が支配している。
- 神王の塔
- まだ見ぬ宿命の子を魔王や聖王を超越した神王と信じて崇め、聖王や魔王の遺物収拾をする神王教団の本拠地。滅ぼしたゲッシア王朝の王宮があった場所に建てられ、現在も最上部が建設中。信者以外はお布施をしないと入れないため変装して入ることができる(教団と敵対関係にあるハリードがいる場合は例外)。
- 諸王の都
- ハリード編のみ登場する、ゲッシアの王族が葬られている墓。初代国王アル・アワドの名刀カムシーンが1匹の竜に守られており、ファティーマ姫をここで見たという噂もある。
- ハマール湖
- ナジュ砂漠の南西にある湖。かつてはナジュ王国がこの湖畔のオアシスで栄えていた。
[編集] 東部
ナジュ砂漠を東に渡る以外に行く方法がほとんどない、未知の地域。
[編集] ねじれた森
タフターン山の東、大草原の西に存在する大森林と巨大な湖がある。魔王に最後まで抵抗したため気候も地形も壊滅させられ、聖王も復興を諦めた。
- 腐海
- ラシュクータの西から南部まで広がる腐った湖。
- 腐海の廃墟
- かつてゾウ族の先祖が住んでいた城の廃墟。内部は貴重な宝物が隠されているが、現在は魔物の住処。
- ラシュクータ
- 大草原の遥か西、腐海の東の森に佇む町。ゾウ族が住む。
[編集] 腐海南部
タフターン山から南東に伸びる山脈があり、山脈の北側には腐海が北から続いていて、南側には一面の砂漠が広がっている。
- 乾いた大河
- ナジュ砂漠の東の果て。砂が流れを作っていて、巨大な砂の滝の流れに乗ってしまうと、ここからは西には戻れなくなるという設定(ゲーム内では戻る方法はある)。
- 死の砂漠
- 乾いた大河を越えた先にある岩砂漠。魔王に滅ぼされたとみられる建物の残骸もある。
- 水晶の廃墟
- 死の砂漠に崩れず残っている巨大な建物。魔王に滅ぼされた国の王の墓とも言われているが詳細は不明[出典 3]。
[編集] 東方
聖王が復興を諦めた地域よりも遥か東側、魔王に最後まで抵抗して生きながらえて復興した地域で、西側とは違った文化が築かれている。現在の西側の人間には完全に未知の区域であり、一度辿り着くまでは世界地図自体に表示されない。世界地図では北部の地形も表示されているが行く機会はない。
- 大草原
- 西部にある豊かな牧草地帯。遊牧民であるムング族が暮らしている。
- ムング族の村
- 大草原を駆るムング族の村。独特の服装文化を持つため、西から来た主人公たちの格好に違和感を持つ。
- ネフト族の巣
- 大草原の南にある洞窟。二足歩行の虫種族「ネフト族」の巣。彼らは白い外殻を持つ割に弱いらしく、ゼルナム族に占領された。サイコメットから読み取れる彼等の思考にある「ニク」は肉ではなく、ネフト族の言葉で「こんにちは」「歓迎」のような意味らしい。
- ゼルナム族の巣
- 草原の北の荒地にある洞窟。ここに住むゼルナム族は人型のため民族の一種のように言われているが、実は東方で消息を絶った魔王が纏っていた鎧から呼び出されたアビスの魔物。
- 玄城
- 東部にある町。将軍ヤン ファンが住む。
- 黄京
- 東方地域の首都。現在は幼いミカドの政治をツァオガオが操っており、城中央部に第5のアビスゲートがある(開いた時期は不明)。
[編集] アビス
- アビス
- 全ての元凶である異空間。死星の地上部分という説もある[出典 1]。実は地系統の術(蒼龍術・白虎術・朱鳥術・玄武術)の発祥地。最強術は聖王が作った物であり逆にアビスの力に妨げられる。
- アビスゲート
- アビスに通じるゲート。600年前に魔王が開き、300年前に聖王が魔貴族を追い返して閉じたが、15年前の死食の影響で再び開いた。現在は半開き状態であり、中心の光る部分を破壊すれば閉じられるが、ここを守る四魔貴族に勝つことが必要。星の位置にズレを生むため、星のズレを読めばゲートの位置を探れる。
- 死星
- 300年に一度、太陽を隠す「死食」を起こす星。この年に生まれた命は原則的に全滅するが、もしも生き残ると、死星を宿星として持つ宿命の子になる。
[編集] ランダムで現れる場所
- 見せ物小屋
- 世界を転々とする見世物テント。様々な町にランダムに現れる。「グレイト・フェイク・ショー」と称した複数のテントには、妖精やグロテスクなモンスターなどが展示されている。
[編集] 聖王遺物・魔王ゆかりの品々
聖王・魔王、またはその仲間が存命時に使用したと言われている強力な武具。例外を除き1つしか手に入らない。
[編集] 聖王遺物
- 聖王の槍
- かつて魔戦士公アラケスが使っていた魔槍を、聖王とピドナ工房の初代親方が改良した槍。ノーラの親の代までピドナ工房が所有して工房に飾られていたが、5年前に盗まれてしまい、神王の塔のマクシムス一派の手に渡っている。
- 聖王ブーツ
- 生命力・魅力・素早さを試す聖王廟の地下のテストを突破した者に与えられる、聖王が着用していたブーツ。靴としては重いが、スタン耐性を持つ上、先制攻撃できることもある。
- 聖王のかぶと
- 意思力を試す聖王廟の王者の試練を突破した者に与えられる、聖王が着用していた兜。目が眩むほどの光を放ち、精神攻撃への耐性を持つ。
- 王家の指輪
- 聖王家に代々受け継がれている指輪。封印された魔王殿の深層部に入るのに必要となる。
- 妖精の弓
- 弓の命中力を試す聖王廟の狩人の試練を突破したものに与えられる弓。自然の力を吸収し、かつては妖精族の間で伝わっていた。
- マスカレイド
- 代々のロアーヌ侯妃が持つ小剣。現在はカタリナが管理を任されていたが、何者かによって盗まれてしまい、神王の塔のマクシムス一派の手に渡っている。持ち主の掛け声に応じて巨大化して大剣になり、赤く光る刀身で敵を粉砕する。
- 七星剣
- 魔王・聖王遺物を収集する神王教団の手に渡った剣。星々の輝きをその刀身に集めてパワーアップし、集めた輝きを一気に放出して攻撃できる。
- 栄光の杖
- 魔王・聖王遺物を収集する神王教団の手に渡ったヤドリギ製の杖。さまざまな聖職者たちに清められてきた。
- 銀の手
- 美しい彫刻が施され、儀典用にも使われる小手。ミューズが眠らされたのは、夢の中のピドナ王宮にあるこの小手を神王教団に狙われたため。装備すると、シャールなら利き腕の力が戻り、他のキャラなら利き腕でない方に装備するためか二刀流が可能になる。[4]
- 聖杯
- レオニード伯爵が聖王の血を受けて飲んだ杯。レオニード城に保管されており、武器として装備可能。使用はできないが毎ターンWPが1回復する。
- 氷の剣
- 氷銀河で長い時間をかけて成長した氷の結晶が大剣になったもの。かつて聖王が手に入れたもの以外に、現在も新たに生成されている。
[編集] 魔王遺物
魔王シリーズの武具はアビスの力により、1つでも装備するとWP・JPの消費が2倍になる(2つ以上装備しても消費量は増えない)。
- 魔王の盾
- モウゼスの中心、死者の井戸の底に隠された盾。中央のレンズに魔力を集めて術の威力を高める上、魔法盾の性質を持つ回避を盾自身の意思で行う。ウンディーネとボルカノの争いの元となった。
- 魔王の斧
- 魔王・聖王遺物を収集する神王教団の手に渡った斧。武器が壊れる固有技「ファイナルストライク」を使っても復元する。
- 魔王の鎧
- 東方の洞窟に眠る、漆黒の鎧。死食の影響を受け、アビスからゼルナム族を呼び出していた。
[編集] レアモンスターと改造
本作には、エンディングのデモシーンや攻略本などで普通に登場・紹介されていながら、ほとんどの場合全く出会うことのできない「レアモンスター」が複数存在している。
出現しない主な理由は、カセットロムにプログラミングされている「出現するモンスターのレベル」にあらかじめ上限が定められており、レアモンスターの出現するレベルに届かないようになっているため。したがって実質的な没データになっている。プロアクションリプレイなどのコードによる改造でも出現させることは不可能であり、ロム内部のデータを書き換えない限り出現させることは不可能。
- 四魔貴族(幻影)との戦闘は負けても原則的にゲームオーバーにはならず、ダンジョン入口で目を覚まして続行可能だが、特定の条件下でこれを引き起こすと、深刻なバグが発生する。
モニカは名前を変更しても序盤の洞窟の中で「モニカ」と名前が出る。
東の国に初めて少人数で行き、ヤン・ファン、バイメイニャンを仲間にしLPを0にすると次のシナリオが進まなくなる。
[編集] 関連商品
[編集] 音楽
- ロマンシングサガ3 オリジナルサウンドトラック
トラック | DISC 1 | DISC 2 | DISC 3 |
---|---|---|---|
1 | プロローグ 〜死食の脅威〜 | 聖王の町ランス | 魔王殿 |
2 | オープニングタイトル | 聖王廊 | 魔王殿地下 |
3 | ユリアンのテーマ | 術戦車バトル | ビューネイの巣 |
4 | エレンのテーマ | グレートアーチ | 火術要塞 |
5 | サラのテーマ | ジャングル | 海底宮 |
6 | トーマスのテーマ | 妖精の村 | 迫り来る危機 |
7 | ハリードのテーマ | 夢魔 | 四魔貴族バトル1 |
8 | ミカエルのテーマ | ドフォーレの悪行 | 全滅のテーマ |
9 | モニカのテーマ | 怪傑ロビンのテーマ 〜この世に悪はさかえない〜 | 悲しみのテーマ1 |
10 | カタリナのテーマ | 目覚め | 悲しみのテーマ2 |
11 | フィールド | バンガード発進 | いざ戦場へ… |
12 | バトル1 | 最果ての島 | 玄城バトル |
13 | 勝利! | 砂漠 | ラストダンジョン |
14 | ポドールイ | 水晶の廃墟 | 四魔貴族バトル2 |
15 | ダンジョン1 | 東の国 | アビスゲート |
16 | バトル2 | 諸王の都 | ラストバトル |
17 | 祝福マーチ | ラシュクータ | エピローグ 〜新たな旅へ〜 |
18 | 出航 | 神王の塔 | エンドタイトル |
19 | ミューズのテーマ | トレード | ファンファーレ |
20 | ダンジョン2 | オーロラ | 宿屋で一泊 |
21 | きょ・う・じゅのテーマ | 雪だるまの町 | トレード 〜逆襲〜 |
22 | ペット捕獲大作戦 | 氷湖 | トレード 〜敗北〜 |
23 | 船旅 | グウェインの巣 | きょ・う・じゅのテーマ (オリジナルバージョン) |
24 | レオニード城 |
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 参考文献
- ^ 本作には、異性のみをターゲットにした魅了攻撃や、特定の性別を持つものにクリティカルヒットの効果を持つ攻撃がある。
- ^ 体験版ではメッセージも表示されていた。
- ^ ただしサラ単独で特定の地域に入るとバグ[1]によりゲームが続行出来なくなるため、オープニングイベント後の自由行動からゲームクリアまで通しでのサラ一人旅は不可能である。バグを回避するにはその地域に入る前に仲間を一人以上入れておき、そこに入った後仲間を全て外すことが必要である。
- ^ 『恐怖と狂気のクトゥルフ神話』では、「銀の手を持つ神」の名を持つノーデンスがモチーフのアイテムと推測されている。
[編集] 出典
- ^ a b c d 『ロマンシング サ・ガ3 練磨の書』より
- ^ 『ロマンシング サ・ガ 大全集』より
- ^ 『ロマンシング サ・ガ3 完全攻略編』より
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