実践！ビジネスコーチング　　　　　ＮＯ.１３５号

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　　　　　　　　　　■□■　　二十歳の恋　　■□■

　　　１．　今週のポイント♪
　　　２．　佐々木、フリーズ・・・　
　　　３．　尽くしすぎる女は男性をダメにする？（逆もあるよ）
　　　４．　２つの教訓
　　　５．　編集後記　（サンマ食べた？）

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┃┃　１．今日のポイント♪
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　　　今週は１つのエピソードから２つお伝えしたいことがあります。

　まず、恋は盲目・・と言いますが、皆さんは誰かに尽くしまくってしまっ
　たことありますか？
　恋でなくとも、面倒見の良い性格の人は、知らず知らずのうちに"尽くし
　まくって"いることがあります。

　　　　　さて、それが吉とでるか、凶と出るか・・・？

　もう一つは、ふだんから自己主張をしていないと、どんなことが起こるの
　かということです。
　日本人では「無我」というのは基本的に美徳とされていて、私も それは共
　感しています。
　
　コーチングでは『人の話を聴く』『受け止める』ということは最重要要素
　です。
　けれども、相手をただただ受け入れるだけで、自分が何を感じ、何を思っ
　ているかを相手にまったく伝えないでいると、思わぬ誤解や勘違いを招き
　せっかっくの良い関係が台無しになる事があるのです。

　今回は、ちょっと気恥ずかしいけど、佐々木の二十歳頃の「恋の結末」か
　らお送り致します。　

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┃┃　２．　佐々木、フリーズ・・・
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　私、佐々木が二十歳を迎えようとしていた夏の出来事です。

　� ��校の頃からお付き合いをしていた同級生の男の子、Ｔクンとお別れしまし
　た。(T_T)　さて、そのわけは・・・・。

　　　　　私は高校を卒業してすぐに東京の大学へ。
　　　　　Ｔクンは、地元で１年浪人してから東京の大学へ。

　１年間の遠距離恋愛期間を乗り切り、晴れて東京での楽しい日々が続くは
　ずでしたが、あることをきっかけに別れる決心をしたんです。

Ｔクンが大学へ入学し数ヶ月経ったある日、そろそろバイトをしたいと言い
だし、情報誌を買ってきたました。
おお！頼もしい♪
ところが、パラパラとしばらく見たＴくん、

　　　「バイト選びは任せるから、良さそうなの選んでよ」(^^)

　　　　　　　"　えっ？　"(-_-;)　と思いました。

　　"どうしてＴクンがやるバイトを、私が選ぶの？？？
　　　自分のバイトを自分の意志で決めないなんて・・。

　　　Ｔクンは高校時代バトミントン部の主将をしていた� ��っかり者。
　　　自分のことを自分で決められないような人じゃないのにどうして？"

私の脳みそはフリーズ状態・・・。
Ｔクンという人のことが急にわからなくなってしまいました。

私はその年の夏、バイトで必死に貯めたお金で、アメリカをバスで一周する
一人旅を計画していたのですが、フリーズ事件から少し経った頃その話を話
をすると、

Ｔクン：「来年なら俺もお金を貯めて行けるのに、何で１人で行くの？」

　私　：「私にとっては１人で旅することに意味があるの」

　　　　　※どういう意味があったのかはバックナンバー９７号をご覧あれ
　　　　　　　　　　　　→　

　・・・やっぱ、ちょっと距離を置いて考える必要があるかも・・・

そして１０代最後の夏、バ ックパッキングをしょって旅に出たのでした。

どうしてＴクンは自分の事を自分で決められなくなってしまったのか・・？

旅の途中、何度も考えましたがわかりませんでした。でも、

　　「自分の道は自分で考えて決めるもの。依存し合っていたら、
　　　お互いにとってマイナス」

という答えはしっかりつかんで帰国したのでした。

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┃┃　３．　尽くしすぎる女は男性をダメにする？（逆もあるよ）
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帰国してすぐに私はＴクンに別れを切り出すと、Ｔクンはしばらく黙っていま
したが、ポツリとこう言いました。

　　　　「"我"� ��ない人だと思ってたけど、違ったんだね」(=_=)

私はまたしても驚きました。
私自信は自分が"私って我の強い人間"と思っていんです

それに"　我　"がない人間なんてこの世にいないはずなのに・・・

　　　　　注）我（ガ）：　われ。おのれ。自分自身。自分自身の考え。

　「どうして私に"我"がないなんて思っちゃったの？」('_')

　　と尋ねると、こんな答えが返ってきました。

　「身の回りのことは尽くしてくれるし、俺がやりたいって言い出したことは
　　何でもトコトン一緒にやってつき合ってくれるし、俺が好きな物を好きに
　　なるし・・・なんでも言うことを聞いてくれて、同じ感性の存在だと思っ
　　てた」

驚きました。

私は"我"が無かったわけじゃありませんでした。
意識的にそれを押さえていたわけでもありませんでし� �。
無理をしてＴクンに合わせているつもりもありませんでした。

たまたま"伝えなきゃ"と思ったことが無かっただけなんです。

恋をするとありがちなことですが、相手が好きな物（こと）は何だろう？」と
興味を持ち「相手が好きな事だったら一緒にやってみたい」と思い、それがた
またま楽しければ私もそれを好きになるだけのこと。
受け入れがたいような抵抗のあることが、たまたま無かっただけのこと。

人間って、掘り下げればいくらでも未知の部分がでてくるので、その状態がた
またま何年も続いていただけのこと。

自分が「これやりたい」と思う気持ちより「この人のこと、もっと知りたい」
という気持ちが、たまたまその間は勝っていたに過ぎなかったんです。

だから、わざ� ��ざ、「私はこっちの映画のほうがいい」とか、「○○を食べに
行きたい」とか、テレビのチャンネルを争う、とか「喧嘩する」「議論する」
必要もなかったんです。

Ｔクンの下宿の家事をやってあげていたのも、尽くそうとか思っていたのでは
なく、好きな人の面倒を見ることが単純に楽しかっただけ。

でも、Ｔクンはそうは受け取っていなかった・・・。

　　　『我がない人といつの間にか思わせてしまった私自身』に、
　　　　実は問題大ありだったんだ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　★

Ｔクンのなかに"依存心の種"をまき、"依存心の芽"にせっせと水をあげて
助長してしまったのは私でした。
人は依存することに慣れると、自分の頭で物を考えなくなります。

Ｔク� �はもともと自分で考える人だったのに、私が甘やかし放題の環境を作っ
たために"自分で考えない人"になりかかっていたのでした。

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┃┃　４．　２つの教訓
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かくして、佐々木はドラマチック？な青春の恋に別れを告げ、自分への教訓を
得たのであります。

　　　（１）尽くしすぎる女は男性をダメにする（その逆もあり）

　　　（２）『自分』を伝えないと誤解が生まれ、関係が壊れる。

「黙っている」というのは必ずしも美徳とは言えません。

「我を通す」のと「自分という人間を理解してもらう」のとはまったく違うこ
　となんですね。

私は、「Ｔクンを知る努力」は自分なりにしたけれど、Ｔクンに「ありのまま< br/>の自分を理解してもらおうという努力」はしなかった。

その必要があることにすら気づいてなかったわけです。

性格として、私は面倒見が良く、尽くすのが好きなようです。
当時はまだ若かった（子供だった）のでその自覚がなく、ついつい何でも自分
がしたいだけしてあげてしまってたんですね。

　　　　　　過保護な親と一緒です。自己満足の極地・・・。

　　　　　"やたらと人に、何かしてあげるのはやめよう"

　　　　　　　　　と心がけるようになりました。

社会に出て、後輩や部下のスタッフを持つようになっても、"何でもやってあ
げたい"という気持ちがフツフツと湧き起きるのですが、そのたびに、

　　　　　"私が手を出したら、この人は腐ってしまう"

と、� ��分に一生懸命いい聞かせていました。
それだけブレーキをかけても人からは「面倒見が良い」とよく言われました。
もし、自分でブレーキをかけることに気づかないまま社会に出ていたら・・・
そう思うと・・・怖いっ〜〜〜！　

　　　　　　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆

　後日談その１

　　母に、Ｔクンと別れたことを話すと「あんたが何かしたんじゃないの？」
　　と言われた。
　　こらぁ！自分の娘の味方じゃ無いの〜？

　後日談その２

　　翌年Ｔクンは、自分でアルバイトをして為たお金で、なぜかアメリカ一周
　　の一人旅に出ました。
　　私と違うタイプの女の子（何故か、私の実家の近所の子）とお付き合いす
　　るようになり、某一流企業へ就職� �
　　その後どうなったのかは知らないけど、本来のしっかり者にちゃんと戻っ
　　たようです。

　　　　　　　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆　☆

　　今のダンナさんをダメにしないためにも、尽くさないぞ〜〜〜！（笑）
　　佐々木家では、ダンナさんを甘やかさず、ピシピシ？やってます。

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┃┃　５．編集後記
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　先週末、魚焼き機を買いました〜(*^_^*)

　も〜〜、サンマが食べたくて、食べたくて・・・。

　いや〜〜、去年サンマ焼いら、もう、ケムくてケムくて、大変！
　泣きながら焼き、むせながら食べました。（でも美味しかった）

　サバやブリは時々焼いてたけど� ��ついつい焼き魚は敬遠してたんです。
（好きなのに〜〜〜）

　調子に乗って、実は先週末から毎日お魚焼いてます。

　サンマ、ぶりの塩焼き、照り焼き・・

　さすがにそろそろお肉が食べたくなってきたので、今夜のおかずは豚肉
　のショウガ焼き(‾o‾)〜

　そいでもって明日は、サケのハラスでも焼いたろか！
　るんるん(*^▽^*)

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　■発行者／有限会社おはよう産業　　コーチング事業部　　佐々木陽子　　　　　　　　　　　　　　　発行者アドレス　　adutibr/>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━